お前は、俺だ。自分は、誰だ。

『嗤う分身（わらうぶんしん）』

　ロシアの文豪ドストエフスキーの名作『分身(二重人格)』の舞台を近未来的世界に置き換え、『サブマリン』のリチャード・アイオアディ監督が映画化した『嗤う分身（わらうぶんしん）』が11月8日(土)に公開される。
　不器用で気の小さい青年サイモン・ジェームズ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、気は優しいが要領の悪い内気な男。向かいのアパートで暮らすあこがれの同僚ハナ(ミア・ワシコウスカ)を望遠鏡で覗くことだけが楽しみの孤独な生活を送っていた。そんなある日、サイモンの職場に彼と顔、背格好、ファッション、そして爪の形までサイモンと瓜二つの男・ジェームズ・サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)が入社してくる。しかもジェームズは、サイモンよりはるかに優秀でサイモンはますます影の薄い存在になっていく…。

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