ハナヤ勘兵衛 《船》 1930年 ゼラチンシルバー・プリント
鉄道の開通とともに急速に発展し、大正初めには阪神間を代表する健康地として注目され、商人の街大阪と貿易港として栄えた神戸という近代都市で働く人々の理想的な住宅地として人気を博した芦屋の歴史を振り返る企画展が5月23日、芦屋市立美術博物館(同市伊勢町)で始まる。
同展では建築・文芸・生活に関する資料などから近代化が飛躍的に進んだ明治末から昭和初めの同市で生まれた、日本の伝統様式を重んじながら西洋の生活様式が取り入れられた新しいライフスタイルなどを紹介する。