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玉木宏・広瀬アリス登壇 映画『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』舞台挨拶レポート
映画『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』の舞台挨拶が5月17日、大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区)にて行われ、主演の玉木宏さん、ヒロインを演じた広瀬アリスさんが登壇した。
本作は、世界が認めるミステリー作家・島田荘司の「御手洗潔シリーズ」初の映画化。“時計仕掛けの海”瀬戸内海が起こした怪事件の謎を、天才探偵・御手洗潔(玉木宏)が映画オリジナルキャラクターである御手洗シリーズ大ファンの編集者・小川みゆき(広瀬アリス)と共に紐解いていく。
舞台挨拶では「御手洗潔シリーズ」初の映画化に向けた思いや本作の見所などが語られるほか、広瀬さん自身と演じたキャラクター・小川みゆきとの共通点について明かし、それに対して玉木さんが突っ込むなど絶妙な掛け合いを見せ、会場の笑いを誘う場面も見られた。玉木さんは「スピーディな作品ですので置いていかれないように、そして御手洗に翻弄されて(笑)、『結末はこうだったのか!』とその世界を充分に堪能してください」と締めくくった。
映画『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』は6月4日(土)より全国にて公開。
舞台挨拶レポート
—なかなか映画化されなかった「御手洗潔シリーズ」ですが、天才探偵・御手洗潔の役が玉木さんならばということで映画化されたとお聞きしました。
【玉木】ドラマからスタートしたんですけど、映画化が先に決まっていました。シリーズ最初の作品から35年が経っていて。原作者である島田先生が命をかけて書かれた作品を映像化することはとてもプレッシャーを感じました。オファーをいただけたことはとてもありがたかったんですが、どういう気持ちで臨めばいいか悩みましたね。生みの親である島田先生が1番思い入れが強いわけですから、先生に喜んでもらえる作品にしようと精一杯やらせていただきました。
—撮影時には島田さんも現場にいらっしゃていたんですよね?
【玉木】すごく嬉しそうにモニターを見てらっしゃった姿が印象的ですね。現場にいらっしゃるともちろん緊張はしますが、そういう姿が見られて良かったです。
—広瀬さん、今回演じられた「小川みゆき」という役柄はとてもご自身と似てらっしゃるとか?
【広瀬】そうですね、結構似ていると思います。よく喋るところ、明るいところ、ちょっと空気がよめないところとか(笑)。
【玉木】それ言わない方がいいんじゃない?(笑)
【広瀬】あ、ある意味マイペースなところですね!
【玉木】僕から見ると映画の中に出てくる小川みゆきは大分抑えてますね!もう、うるっさい、うるさい。袖でもキャッキャ言ってて(笑)。
【広瀬】そんなことないですよ!(観客に向かって)…違いますよ!?(一同笑)
【玉木】まぁまだ若いですからね。
—玉木さんは、NHK連続テレビ小説「あさが来た」での撮影以来、約2ヶ月ぶりの大阪ということですが改めて大阪のイメージを教えてください。
【玉木】(「あさが来た」の)撮影時は大阪で生活をしていたので、普通に車乗ったり自転車乗ってスーパーとか行っていたんですけど、キムチコーナーのスペースが広いなって思っていて(笑)。東京だと2〜3種類しかないのに大阪ではキムチコーナーが確立されていて。これはちょっとびっくりしましたね。代わりに納豆の種類は少ないですよね?(笑)そういう食の文化はやっぱり違うなと思いました。
—大阪と東京では“おばちゃん”の感じも違いますよね?(笑)
【玉木】うーん、よく喋るなっていうのは…いや、ありがたいことですけどね!(笑)大阪でのイベントに出た時は、すごいパワーだなって感じました。鼓膜が3回くらい破れるかと思いましたね。
—広瀬さんは、最近ユニバーサルスタジオジャパンのCMに姉妹で出演されたことで話題になっていらっしゃいましたが、大阪のイメージはいかがですか?
【広瀬】初めて大阪に来たときに商店街でロケをしたんですけど、「バン!って撃ったら倒れてくれるのかな」ってずっと思っていて、それをやったら本当に倒れてくれて。レスポンスの良さすごい!って思いましたね。もう皆さん倒れてくれるから、バンバンバンバンって撃っていました(笑)。
—では最後にご挨拶をお願いします。
【広瀬】原作ファンの方やミステリーが好きな方はもちろん、原作を読んでない方も楽しめる作品になっております。シリアスだったり緊張感のあるシーンもありますが、私の演じる小川みゆきちゃんがちょっとコミカルな役柄なのでそこでクスッと笑っていただければいいなと思います。
【玉木】この作品はちょうど1年前に撮影をしていて、ようやく皆さんの元に届けられることを嬉しく思います。僕が演じた御手洗以外のキャラクターは、御手洗に翻弄されています。スピーディな作品ですので置いていかれないように、そして御手洗に翻弄されて(笑)、「結末はこうだったのか!」とその世界を充分に堪能してください。本日はおおきに。ありがとうございました!