狂言「靱猿」や能「羽衣」を上演

『第1回加西薪能』　加西市

　加西市玉丘町の玉丘史跡公園で5月4日、『第1回加西薪能』が開催される。チケットは加西市民会館をはじめ、イオン加西北条店、ローソンチケット、チケットぴあなどで販売中。

　18時からの火入れ式で幕を開け、茂山七五三さん、茂山逸平さんらによる狂言「靱猿（うつぼざる）」と、観世銕（てつ）之丞さん、大槻文蔵さんらによる能「羽衣」を上演。同会場で昨年開催された「市播磨国風土記1300年祭」を継承する形で、同様に能楽笛方藤田流の藤田六郎兵衛さんが総合プロデュースを務める。大名、猿曳き、小猿が織りなすドラマチックなストーリーや「羽衣」の眼目である美しい天女の舞で観客を魅了。逸平さんの息子・慶和くんが演じる小猿も注目される。

　また、火入れ式前の16時半からは、「加西市こども狂言塾」の子どもたちが出演する野村萬斎さん監修の新作狂言「根日女（ねひめ）」が無料で鑑賞できる。

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