彼は、カリスマであり、変人であり、父であった。

映画『スティーブ・ジョブズ』

　現在のパソコンの元祖を作り、100年後もモーツァルトやダ・ヴィンチと並ぶ天才として名を残すだろうと称えられる、スティーブ・ジョブズ。彼の生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品の新作発表会で、人々の心をわし摑みにした伝説のプレゼンテーション直前の“舞台裏”を描いた『スティーブ・ジョブズ』が2月12日（金）に公開される。さらに同作では、確執があったという娘・リサとの間に本当は何があったのか、父としての顔にも正面から迫る。

＜ストーリー＞
1984 年、スティーブ・ジョブズは激怒していた。Macintosh 発表会の40分前、「ハロー」と挨拶するはずのマシンが黙ったままなのだ。カットしようという意見に絶対に折れないジョブズ。そこへ元恋人が、ジョブズが認知を拒む娘のリサを連れて現れる。混乱のなか、今度は突然胸ポケット付きの白いシャツを用意しろと指示するジョブズ。次々と繰り出す彼の不可解で強硬な要求に周りは振り回されるが、そのすべてに重大な理由があった―。

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