パリが愛した日本人、あなたはフジタを知っていますか？

映画『FOUJITA』

　『泥の河』『死の棘』を手掛けた小栗康平監督の10年ぶりとなる最新作『FOUJITA』が11月14日（土）に公開される。オダギリジョー主演で映画化された同作では、パリと戦時の日本、2つの文化と時代を生きた日本人画家・藤田嗣治の知られざる世界が描かれる。

＜ストーリー＞
1920年代のフランス・パリ。「乳白色の肌」で裸婦を描き、エコール・ド・パリの寵児となったフジタ（オダギリジョー）。フジタは美しいパリジェンヌたちとの出会い、別れを繰り返し、ピカソ・モディリアーニ・ドンゲン・スーチン・キスリング…時代を彩る画家たちと共に狂乱のパリを生きた。1940年代、パリ陥落を前に日本に戻ったフジタは「アッツ島玉砕」ほか数多くの“戦争協力画”を描き、日本美術界の重鎮に上りつめていく。5番目の妻となった君代（中谷美紀）と疎開先の村で敗戦を迎えることになるが…。

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