“みるラジオ”ってナニ？

映画『リスナー』

　東京藝術（げいじゅつ）大学の学生が製作した、"みるラジオ"をテーマにラジオを通して生まれた5本の作品からなる『リスナー』が8月8日（土）から8月14日（金）まで、元町映画館（神戸市中央区）で上映される。

　また、同館では8月8日（土）にトークショー『映画館×ラジオ。ラジオってやっぱり面白い』を開催。同作の企画担当・宮川万由さんと、広島のラジオを中心に活躍する横山雄二を主演に“不思議なラジオを巡る”物語を描いた映画『ラジオの恋』を手掛けた時川英之監督が登場する。

＜ストーリー＞
【第1話「Unlucky」】解散を決めたバンドが最後のドライブ中、カーラジオから流れる番組『鼻歌レスキュー』から聞こえてきたのは、彼らの唯一のヒット曲に似た鼻歌だった。そのリスナーの想いが、暗く沈んでいた彼らの気持ちに変化を与える—。【第2話「電波に生きる」】口内の銀歯で電波を受信し、脳内に流れるラジオを聞くことができる男がいた。しかし、サッカーW杯で熱狂しかけがえのない銀歯を失ってしまい…。【第3話「残されたモノ」】日本の風俗店で働く不法滞在の韓国人女性・シネは、マネージャーの暴力に日々耐えていた。そんなある日、震災が襲い、シネはマネージャーと従業員と一緒に雑居ビルに閉じ込められてしまう。かろうじで聞こえてくるラジオを頼りに彼らの脱出劇がはじまる。【第4話「RADIO GIRLS」】とある郊外の街でカリスマ的な人気を誇るラジオDJの声に会わせるように好き勝手に遊び、青春を謳歌していた女子高生たち。しかし、ラジオ番組の崩壊によって彼女たちの青春も少しずつあやふやなものとなっていく…。【第5話「ブエルボ アル スール」】退職間近のラジオ局のプロデューサーが特別企画と銘打ち、ブラジルからビックバンド「ブエルボ アル スール」を呼び寄せるが、実際に来日したのがボーカルのみで…。

・トークショー『映画館×ラジオ。ラジオってやっぱり面白い』
日時 8月8日（土）12:30〜13:30
場所 元町映画館2F
ゲスト 時川英之監督（『ラジオの恋』）、宮川万由さん（『リスナー』企画担当）
※当日入場無料。映画鑑賞していない場合でも参加可

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