ここは、いつも心が帰ってくる場所—

映画『海のふた』

　よしもとばなな初の新聞小説として掲載されていた同名小説を原作にした『海のふた』が7月25日（土）に公開される。

　主演は、モデルや女優のほかムック本「マッシュ」の編集長を務めるなど幅広く活躍している菊池亜希子。都会を離れて生まれ故郷でかき氷の店を開いて新しい人生を踏み出そうとする主人公・まりを演じ、原作の世界観そのままに体現している。

＜ストーリー＞
実家のある西伊豆の小さな町は、海も山も人も寂れてしまっていた。都会での生活に疲れ、この町に帰ってきたまり（菊池亜希子）は、ささやかな夢と故郷への想いを胸に、大好きなかき氷の店を始める。糖蜜、みかん水、エスプレッソ…自分がいいと思うものしかメニューにはしない。そして、一緒に暮らしていた祖母を亡くし、この町にやってきたはじめちゃん（三根梓）と一緒に店を切り盛りしながら、自分らしく生きる道を探していく。

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