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綾野剛さん、山田優さん、金子ノブアキさん、山本又一郎プロデューサー登壇『新宿スワン』舞台挨拶

 和久井健先生原作、講談社ヤングマガジンにて連載されていたアウトロー漫画の金字塔『新宿スワン』が実写映画化され、その舞台挨拶が5月22日(金)にTOHOシネマズ梅田(大阪市北区)にて行われ、主演を務める綾野剛さん、山田優さん、金子ノブアキさん、山本又一郎プロデューサーが登壇した。

 『新宿スワン』は、新宿・歌舞伎町を舞台に、女の子を夜の仕事へ斡旋するスカウトマン達の熾烈な抗争を描いた作品。金も仕事もなく、何の当てもないまま新宿をさまよう白鳥龍彦(綾野剛)は、チンピラに絡まれ大乱闘になったところを助けてくれた真虎(伊勢谷友介)に誘われ、スカウトの世界へと足を踏み入れる。男と女の欲望が交差するこの街で、龍彦は「俺がスカウトした女の子は、必ず幸せだって言わせます!」と一端のスカウトマンになることを誓うが…。

 今までになくインパクトの強いキャラクターである龍彦を演じた綾野さんは「龍彦は非常にまっすぐでみんなから愛される人。現場でも監督や共演者の皆さんに龍彦を愛してもらえたんで、とにかく自由にやっていたのを覚えていますね。」と撮影を振り返った。金髪のパーマ頭は地毛で再現し、髪の毛がゴワゴワになって大変だったと苦労を語った。

 豪華キャストが揃った本作。山田優さん演じる涼子のクラブに吉田鋼太郎さん演じる天野が来店するシーンで、まさかと思うアドリブをされてしまったという、現場での意見を積極的に取り入れると言う園子温監督の撮影現場ならではのエピソードも。また、龍彦のライバル秀吉を演じる山田孝之さんについて、綾野さんが「この表情はやばい!山田孝之でPG-12になっているんです。」と、普段からの仲のよさが伺えるコメントで笑いを誘う場面も。

 本作について綾野さんは「皆様に観ていただいて、本当の完成になります。皆様の目で『新宿スワン』を体感していただき、心とともに、一緒に旅に出ていただけると幸いです。最近は壁ドンだとかそういうものが大変流行っておりますが、そろそろ刺激的な映像が皆様恋しい頃かと思います。ぜひ、『新宿スワン』をよろしくお願いいたします。」と挨拶。最後はマスコミだけでなく来場した一般客も参加可能な写真撮影の時間を設け、ファンからの大きな歓声を浴びた。「ぜひSNSなどで拡散してほしい」と来場者にお願いし、舞台挨拶は終了した。

 『新宿スワン』は、5月30日(土)より全国公開される。

『新宿スワン』舞台挨拶

—関西についての印象は?

【綾野】僕は日本で一番関西が好きです。ほんとに大好きですねえ。関西の人が好きです。理屈がないじゃないですか。なんか「細かいことはいいんだよ!ブワッていこうよ!」っていうジメジメしてないカラッとした気持ち良さがありますよね。
【金子】俺は音楽の方でデビューしてから足しげく通っているんで。またみんな人がいいんで楽しいんですよねえ。大阪だとアメ村周辺が多いかな?ライブハウスがたくさんあるんで。味穂っていう明石焼きが美味しい朝までやってる店。そこ行っちゃあ朝まで飲んで寝坊して、新幹線乗り過ごしていましたね(笑)。デビュー前のインディーズの頃がそういう感じで、最初に味方ができた土地でしたね。

―本作で綾野剛さんが演じられている龍彦は、今まで綾野さんが演じられた役の中でもかなり個性的なキャラクターですよね。

【綾野】そうですね。非常にまっすぐでみんなから愛される人ですから、演じている僕自身も精神状態は良かったです。現場でも監督や共演者の皆さんに龍彦を愛してもらえたんで、とにかく自由にやっていたのを覚えていますね。(役作りについては)まず見た目、特に天パー頭ですよね。これは地毛でやっているんですけど、シャンプーは相当マットなシャンプーを使い、リンスやトリートメントは一切使わずにいました。ゴワッゴワになるんですよ。すっごいですよ。もうゴワッゴワ!髪の毛なくなっちゃうんじゃなかってくらい(笑)。
【金子】遺作になっちゃう(笑)。
【綾野】髪の毛のね?(笑)優もよう笑っとんな!
【山田】(笑)
【綾野】やっぱり潔い男なんで、演じていて非常に気持ちよかったですね。山田孝之とのアクションはなかなか大変でしたけども、皆様にちゃんとお届けできるものが仕上がっています。

―山本プロデューサーのもと、園子温監督と本当に豪華なキャストが集ったという映画ですよね

【山本P】僕の普段から身近な仲間たちと一緒に作っているので、練りこみがほんとにやりやすかったですね。仲間が思いを持ち寄って作っているので、必ず皆さんにそれが伝わるんじゃないかと思っています。園監督もデビュー当時から知っているので、30年越しの念願が叶ってやっと作ることができた映画です。
【綾野】キャスティングは本当に素晴らしいです。四番バッターばっかりで。でもややこしいのばっかりなんですよ!僕が一番まともで…。
【山田】どういうこと!?(笑)
【綾野】伊勢谷さんはまあかっこいいですよ。でも山田孝之はアウトなんで。この表情見てくださいよ!(ポスターを指差しながら)この表情がもうすでにやばい!山田孝之でPG-12になっているんです。
(一同笑)
【綾野】あっくん(金子ノブアキ)もめちゃくちゃなところありますしね。山田優はいるだけでその場が華やかになりますよ。沢尻エリカはアゲハのことだけを考えて、下着同然の姿に裸足で新宿の街を走っています。豊原功補さんも本物ですから。
【山田】何の本物なの!(笑)
【綾野】男としてですよ!深水元基くんも本当に今まで見たことがないような役をやっているんで。そんな四番バッターばかりが山本プロデューサーをきっかけに集まっているんです。
【山本P】風俗を扱う映画だからこそ、いい雰囲気を作ってくれそうな紳士のような伊勢谷くんに、ファッショナブルな優ちゃん。エリカはドラマで食い込んでくる、心からの役者魂を持った女優さんですし、『クローズZERO』ではリンダマンを演じていた深水元基は、この映画を観たらきっと大好きになりますよ!さらに『クローズZERO Ⅱ』で鳴海という大ボスをやっていた金子くん…そんな非常に素晴らしいキャストをこの映画でも揃えることができました。

―このメンバーの中、山田さんは腕力ではない力で凛と立つ涼子を演じられて大変だったのでは?

【山田】この面子ですからね…。さらに吉田鋼太郎さんまで私のクラブにはやって来るので。
【綾野】吉田鋼太郎さんにとんでもないことされますもんね。あれってアドリブでしょ?
【山田】アドリブです。色々なことをされて、最後本番でまさかの…。
【綾野】下半身のあたりをちょっと…(笑)。

―園監督は現場での意見をどんどん取り入れる方ということで、役者としてはやりがいがあるのでは?

【綾野】ありますけど、やっぱりそれなりにアプローチの方法やスイッチの量など、プレゼンするためにたくさん用意していかなきゃいけないので、本当に大変でもありますね。でもそれを全て受け止めてくれる、愛のある監督です。

ー歌舞伎町でのロケは大変だったのではないでしょうか?

【山本P】下着同然で裸足のエリカの手を引いて剛が新宿の通りを走るというシーンですけど、こっちとしましては撮る前が大変でしたね。何かあったらどうしようとドキドキですよ!そういう色々な撮影上の困難を超えて撮っていますから、俳優自身も色々と感じながら現場に出ていると思いますし、それが画面に伝わっていると思いますね。座長の剛が本当にめちゃくちゃでしたからね!初日の剛の芝居を見て「この映画終わった」と思いました。
【綾野】あれ、なんだか悪い方向に…(笑)。
【山本P】でもそれが素晴らしい。やっちゃってくれているんです。それがこの映画を作り上げているので、皆さんに目撃してもらいたいです。

ー最後にメッセージをお願いします!

【山本P】これはヤングマガジンという講談社の雑誌に連載された、ちょっと大人向けの物語です。昨今、『アナと雪の女王』が流行ったりと世の中が浄化されていき、このような激しい描写の続くようなものは見たくないというような時代の風潮をちょっと感じました。この作品は題材は風俗だし、麻薬は出てくる、暴力はある、性的描写もあるということで、映画自体も大人向けのものになってしまうのかなと思ったのですが、それでもなんとかR-18とつくような大人の映画ではなく、今日来ていただいているような若い女性も含めて皆さんに楽しんでいただけるような映画にしたいと思っていました。若干はえぐいシーンもありますが、楽しんでいただける程度だと思います。どうかこちらをたくさんの方に観ていただいて、僕に第2作を作らせていただければと思います。
【山田】刺激的でものすごく熱くて、観ていただいた方が龍彦と同じ気持ちでちょっと前に進めるような映画になっていると思います。男性陣はものすごくかっこいいです。女性の皆さんは楽しみにしていてください。
【金子】原作も金字塔的な作品ですし、映画自体も撮影中から人がわあっと集まってきたりと、現場のエネルギーがとにかくすごかった作品です。魔法みたいなものなんですが、街の空気が画や音に記録されているんですよね。そういう空気が克明に映った、すごい作品になったと思います。僕も関わることができて光栄でしたし、またこの作品の続編があるなら戻ってきたいと本当に願っております。皆さん、拡散希望でございます(笑)。応援のほどよろしくお願いいたします!
【綾野】映画『新宿スワン』はまだ完成しておりません。皆様に観ていただいて、本当の完成になります。この作品は第三者の目が本当に必要になっている作品です。皆様の目で『新宿スワン』を体感していただき、心とともに、一緒に旅に出ていただけると幸いです。最近は壁ドンだとかそういうものが大変流行っておりますが、そろそろ刺激的な映像が皆様恋しい頃かと思います。ぜひ、『新宿スワン』をよろしくお願いいたします。

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Kiss PRESS編集部

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