街を、もっと楽しもう Kiss PRESS

保存した記事
記事検索
ルーレット
お出かけ先に迷ったら!

キーワードから探す

市・区・町で絞り込む
市・区・町で絞り込む
市・区・町で絞り込む
市・区・町で絞り込む
市・区・町で絞り込む
市・区・町で絞り込む
市・区・町で絞り込む
地域選択をクリア
街を、もっと楽しもう Kiss PRESS

このイベントは終了しました。

大泉洋さん、戸田恵梨香さん、原田眞人監督登壇『駆込み女と駆出し男』舞台挨拶

 駆込み寺にやってきた離婚を望む女達とその身柄を預かる御用宿の調停人を描いたエンタテインメント時代劇『駆込み女と駆出し男』の舞台挨拶が4月24日(金)に大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区)にて行われた。主演の大泉洋さん、戸田恵梨香さん、原田眞人監督が登壇し、映画の見所や撮影の裏話を語った。

 作家 井上ひさしさんの『東慶寺花だより』(文春文庫刊)を原案として、『わが母の記』の原田眞人監督が初めて時代劇に挑んだ今回の作品。江戸時代後期、離婚を望む女達が駆込む縁切り寺・東慶寺とその門前に立つ御用宿を舞台に、様々な事情を抱えた訳あり女と離縁調停人が織りなす、笑って泣ける人情エンタテインメント映画となっている。

 関西でのロケを中心として撮影された本作。姫路にある圓教寺でも撮影が行われ、兵庫県出身である戸田さんはそれについて「兵庫にこんなに素晴らしいところがあるんだって誇らしい気持ちになりましたね。」と撮影の思い出を語った。

 「今まさに会場にも家庭がうまくいっていないという方も多いでしょう。離婚したい方も多いでしょう。そういう方のちょっとした後押しになればというふうに思っております!」と言う大泉さんと「ばかやろう!」と突っ込む戸田さんのまるで漫才のような掛け合いなど、会場は終始笑いに包まれていた。

 本作について原田監督は「どこかで今を生きている、“戦う女性達”あるいは“虐げられている男達”と共通する部分もあるかと思います。この映画を見終わって、清々しい気持ちになって劇場を出て、それが自分の生きていく明日につながるような、そういう作品になってくれたらなと思います」と語った。

 映画『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)から公開。

『駆込み女と駆出し男』舞台挨拶

—監督は時代劇の作品を撮影することは初めてでいらっしゃいますが、出演は以前されていましたね。

【原田監督】ええ。12年前に『ラストサムライ』で悪役をやらせていただきました。その時に巡り会った姫路のお寺を、今回の東慶寺のメインのロケーションとして使わせてもらっています。

—関西を中心に撮影を行ったということですが、関西での撮影はいかがでしたか?

【大泉】京都、滋賀、奈良、のあたりですかね。京都で撮ると聞いていましたから、京都にビシッとホテルを取っていたんですけど、京都といっても撮影はほとんど滋賀と奈良だったんじゃないですかね?毎日毎日ものすごい移動でしたよね。
【原田監督】(大泉さん演じる)信次郎の出番は滋賀と奈良が多かったんですよね。奈良の柳生古道を一生懸命歩いてもらったりとか。柳生十兵衛が歩いた道ですね。
【大泉】ああ行きました行きました!寒くてねぇ。京都の松竹で扮装して、カツラもかぶって行くんですよ。そのまま車に乗って2時間ぐらい経つと、だんだんカツラもずれてくるんですよ。着いた時にはちょっと直さなくちゃいけなかったりして、大変だったんですよ。遠いのよ。最初から滋賀で撮った方がよかったんじゃないかって。
【戸田】ホテル変えてほしいなって言ってましたね。
【大泉】そうそうそう。もう毎日移動が長くて大変でしたよ。

—戸田さんは兵庫のご出身ですよね。姫路の圓教寺でも撮影が行われたということですがご感想は?

【戸田】(兵庫に住んでいた頃に)私は圓教寺は行ったことがなかったと思うんですよね。でも今回行って、「兵庫にこんなに素晴らしいところがあるんだ」って誇らしい気持ちになりましたね。私は16歳までしか関西にいなくて、16歳の頃ってお金が無いですから、神戸から大阪に行くことがなくて大阪のこともあまりわからなかったんです。ですからこの撮影で知らない関西を見させてもらいましたね。

—原田監督の作品には大泉さんも戸田さんも今回初めて出演されたということですが、監督から見て大泉さんはどういう方でしたか?

【原田監督】すごく真面目で天才的な俳優でしたね。芝居はすごいです。大泉さんが出演していた『ドレッサー』という舞台を観に行った時に、彼と初めて会ったんですが、その後すぐ楽屋に行って「今度時代劇をやるので是非主役を」と言って脚本を送ったんですよ。
【大泉】ビックリしましたよ。ほんとに観に来ていただいて、すぐに主演のオファーと脚本をいただいたものですから。「大丈夫かしらアタシで」って思いましたよ。そして脚本を読んだら、すごくワクワクする、江戸時代の活気に溢れた内容で。アホみたいな長台詞があって断ろうかと思いましたが。「覚えられるのかこれ」って。でもやってみたら台詞を言うのが楽しくて…。
【原田監督】全てが絵になっていました。どことは言いませんが、大泉さんの場合、NGを出しても絵になる。脚本よりも良くなるんですよ。
【大泉】監督それ言うとバレるんですって。どこがNGだったか(笑)。NG使うんですよこの人!僕最初に堤真一さんに言われてたんですよ「原田監督はNG採用するから気をつけた方がいいよ」って。もう、バッチリ使われました!(一同笑)だからそれがどこなのかなっていうのも楽しみながら観てほしいですね。一発でわかると思いますけど(笑)。

—では、戸田さんは監督から見てどんな女優さんでしたか?

【原田監督】今回は性格も育ちも全く違う二人のヒロインがいます。もう一人は満島ひかりさんが演じられていて、そちらは色々なものをコテコテに作っているんですよね。戸田さんの方はもう、このまんまという感じの自然体で出てもらっています。彼女は舞台『寿歌(ほぎうた)』での芝居が素晴らしかったですから。すごい目力だなって。彼女の見た目で作品を綴っていけるなと思ったんですよ。

—撮影中に辛いことは無かったですか?

【戸田】ただ寒さとの戦いでしたね!2月から4月までかけて撮影させてもらいましたけど、着物でしかも素足だったので。素足で真冬を過ごすというのは辛かったですねぇ。

—最後にお一人ずつコメントをお願いします!

【原田監督】映画を作っていく中で、辛い思いや悲しい思いをした人たちが逆境を生き抜くというドラマに僕自身もすごく惹かれます。江戸時代というのは、女性は生きているというだけで虐げられていたというようなところがあります。今回、大泉さんが演じる主人公は戯作者見習いとして虐げられている。戸田さん演ずるじょごも、満島さん演ずるお吟も、駆込み女たちは本当に辛い思いをしながら自分の道を拓くために努力をしている。女達の連帯でそれを勝ち取っていく話です。どこかで今を生きている、“戦う女性達”あるいは“虐げられている男達”と共通する部分もあるかと思います。この映画を見終わって、清々しい気持ちになって劇場を出て、それが自分の生きていく明日につながるような、そういう作品になってくれたらなと思います。是非応援してください。
【戸田】今日は久しぶりに家族や親戚が見に来ていて、ちょっとソワソワしています。ずっとニヤニヤしてこっち見てるからもう(笑)。照れくさいなあと思いながらこの場に立っています。この作品は本当に幅広い世代の方達に楽しんでいただける作品だと思います。時代劇というと「堅いだろうな」とか「難しいだろうな」というイメージがあるかもしれませんが、そういう作品ではなく、もっともっと新しい時代劇になっていますし、楽しんでいただけると思います。今日はありがとうございました!
【大泉】戸田さんのご家族がいると思うと私も緊張して参りました…。
【戸田】嘘つけ!(笑)
【大泉】いやもうほんとです!おかしなことは言えないなと大変緊張して参りました!(一同笑)私は大阪が大好きでして、今日は関西のテレビにもいっぱい出ました。『情報ライブ ミヤネ屋』に出させていただいて、宮根さんに「何回来るねん」と言われてしまいました。今回はトークテーマが“離婚”ということで、離婚と言えばこの映画ということで私が出て、「夫婦離婚度チェック」みたいなのを色々書かされたのですが、結局私は妻への不満も書く羽目になりまして。あれを奥さんが見てたら私は帰ってから怒られるんじゃないかと。あんまりいいこと無かったんですけど、でも宮根さんがこの映画ものすごく気に入ってくださいまして、感想もたくさん言ってくださったので出た甲斐ありましたね。今は今で、戸田恵梨香ちゃんと『マルコポロリ!』にも出てきました。(番組内のコーナーである)「ポロリバス」にここまで送っていただいて。あと『朝生ワイド す・またん!』や『せやねん!』など、たくさん出させていただきました。
【戸田】あとさっき『2時コレ!しっとぉ!?』にも出させていただきましたよ。
【大泉】それは出てないな僕…。(一同笑)僕『ミヤネ屋』から帰ってから多少時間ありましたよ?言ってくれたら出たのに…。このように私、何でも出たいという姿勢で頑張っている次第でございます。この映画は本当に見所満載の映画でございまして、今まさに会場にも家庭がうまくいっていないという方も多いでしょう。離婚したい方も多いでしょう。そういう方のちょっとした後押しになればというふうに思っております!
【戸田】ばかやろう!(笑)
【大泉】この映画でどうぞ、戸田さんのご家族も幸せな離婚をしていただいて!
【戸田】ばかやろう!(一同笑)
【大泉】楽しく、新しい人生を踏み出していただければと思っております!この映画を見て、たくさん個人的に宣伝をしてください。よろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました!

写真

詳細情報

Kiss PRESS編集部

記事の続きを読む

おでかけルーレット

スタート!
ストップ!
もう一回

条件に合うおでかけ情報が
見つかりませんでした

条件をかえる
とじる