被災した人々の“想い”をありのまま伝える

コープこうべ「うたごころ」上映会開催

　東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町を舞台に女子高校生たちのひたむきに生きる姿や、心の奥にある純粋さを描いた映画として、全国で大きな反響を呼んでいるドキュメンタリー映画「うたごころ」シリーズ。その上映会が3月6日（金）東灘区民センター「うはらホール」で行われる。

　これはコープこうべと特定非営利活動法人しみん募金・KOBEが結成した「映画を観て東北支援うたごころ上映実行委員会」が主催するもの。今回は第1作『2011年版』に続く、最新作『2012年版』を上映し、その後「うたごころ」シリーズを手掛けた榛葉（しば）健（たけし）監督による講演会も開催する。

＜ストーリー＞
　宮城県三陸地方にある小さな町。一帯が津波に流された中、ひたむきに生きる女子高生がいた。彼女は津波で親類5人と自宅を失い、日本の片隅でささやかな幸せを願って生きてきた。「次、何かあったら、自分の命を投げ打っても、父ちゃん、母ちゃんを助ける…」

　少女が大切にしていたのが「合唱」、そして大阪の合唱グループとの友情だった。次第に明らかになる、少女の生い立ち。パズルのような家族関係が苦難を経て、更に強く結ばれていく。

　やがて迎えた卒業と、新たな人生の選択…。その中でも少女たちは生きる希望を忘れず、歌声に込めた“祈り”が、人々の“心”を動かす日を信じ続ける―。

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