世界が対立を深めた時代に恋に落ちた韓国の国民的画家、イ・ジュンソプと令嬢、山本方子。

『ふたつの祖国、ひとつの愛　イ・ジュンソプの妻』3/7スペシャルトーク開催！

　激動の歴史に引き裂かれた韓国人と日本人の70年にわたる一途な愛と信頼の物語『ふたつの祖国、ひとつの愛　イ・ジュンソプの妻』が2月28日（土）より元町映画館（神戸市中央区）にて上映される。期間は、3月13日（金）まで。三井財閥企業の役員を父に持つ令嬢として育ち、美術学校で出会った韓国の画家イ・ジュンソプと結婚した山本芳子さんの70年間にわたる夫への愛情を描き、日本と韓国の関係を見つめ直したドキュメンタリー。

＜ストーリー＞
第二次世界大戦のさなか、三井財閥企業の役員を父に持つ令嬢・山本方子は日本の美術学校で出会った朝鮮からの留学生イ・ジュンソプと恋に落ちる。日本本土への空襲も激化した45年、命がけで海を渡り、故郷に戻っていたジュンソプと結婚。しかし、幸せな生活もつかの間、今度は朝鮮戦争の戦火に追われ、再び日本と朝鮮の地で離れ離れに。それでも二人の愛は失われず、唯一の通信手段だった手紙は200通以上に及んだ。アジアの芸術家として初めてニューヨーク近代美術館〈MoMA〉に作品が収蔵され、今では遺された絵画は億の値がつく。韓国では知らない者はいないイ・ジュンソプだが、生前キャンバスも買えないほど貧しく、39歳で息を引き取った。彼が最後に会いたいと願ったのは、日本人の妻・方子だった。 国家の対立が先鋭化した時代に、民族や政治、思想を乗り越えて信頼を築いたふたりの人生が私たちに問いかけることとはー。

☆済州島にある「イ・ジュンソプ美術館」を訪ねられた飛田雄一さんによるスペシャルトーク開催決定！

トーク 「済州島、イ・ジュンソプ美術館を訪ねて」
日時 3月7日（土） 12:20の回上映終了後
会場 元町映画館2F
ゲスト 飛田雄一さん（神戸学生青年センター館長）

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