ページをめくるたび、 人生が色鮮やかに輝いていく。

『リスボンに誘われて』

　2004年に刊行されて以来、全世界で発行部数400万部を突破しているパスカル・メルシエのベストセラー「リスボンへの夜行列車」（早川書房刊）を名匠ビレ・アウグスト監督が映画化した『リスボンに誘われて』が9月13日に公開される。
　スイスの古典文献学教師ライムント・グレゴリウス（ジェレミー・アイアンズ）は、妻と別れて以降、孤独で単調な日々を過ごしていたが、不満に感じることはなかった。しかしある日、偶然手にした本にすっかり魅了された彼は、本の著者アマデウ・デ・プラド（ジャック・ヒューストン）を追ってリスボンへ旅立つ。旅先でアマデウの家族や友人を訪ね歩き、彼の素顔や人生を知ることで、ライムント自身の人生にも変化が生じていく。

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