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日本で最も有名な医療ミステリーエンターテインメント、ついに、完結。

『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』

 国際Aiセンター(Ai=オートプシーイメージング:死亡時画像診断)発足の目玉として導入されたMRI“リヴァイアサン”。顕微鏡レベルの解像度を誇り、まさに現代医療の怪物としてふさわしい巨大な機器は死因究明システムの飛躍的進歩の象徴として世間から大きな注目を集めていた。国と自治体、東城医大が三位一体で取り組む死因究明システムの一大改革に、田口と厚生労働省でAi導入を推進する白鳥が奔走。?落しとなる大講堂でのシンポジウムはあと
 10日。そんな中、東城医大に一通の脅迫状が届く。
 「三の月、東城医大病院とケルベロスの塔を破壊する」
 ケルベロスとは、ギリシア神話に登場する”三つの頭をもつ冥界の番犬。
 “死への入り口”――つまり、Aiセンターを意味する。
 いったい誰が、何の為に?疑惑と謎を抱えながら真相を突き止めようとするバチスタコンビ。時を同じくして、司法解剖では死因が判別できない前代未聞の集団不審死事件が発生。その中には白鳥のよく知る人物が――。
 Aiセンター始動の日……医学界の根底を大きく揺るがす“最悪な日”が幕をあける。

星野和成監督インタビュー

2008年にドラマ化された『チーム・バチスタの栄光』から7年。その最終章となる映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』が遂に公開。シリーズ1作目から関わり、本作で監督デビューを飾った星野和成さんに話を聞いた。

―長年関わってきたシリーズが遂に最後を迎えるということで、お気持ちなどを聞かせてください。

どちらかというと一つの映画として面白くなればという思いで、撮影するにあたってはあまり最後ということは意識しなかったんですよね。ただ田口役の伊藤淳史さん、白鳥役の仲村トオルさんに会えるのはこれがやっぱり最後だと思ったので、寂しいというよりは、「まだまだこの人たちはずっと登場人物として生きてるよ」っていうような前向きなエンディングにはしたいなという思いでしたね。

―ずっと関わってきた「バチスタ」シリーズの映画化にあたり、どのようにやろうと考えましたか?

テレビドラマとして作ってきたのが、今度は映画館の大きなスクリーンで大きな音でっていうのがちょっと正直想像がつかないというか、最初は「どうなるのかな?」っていうことを思ったんですよね。でも今までの積み重ねがあるので、それを良い意味で利用してやれば面白い映画になるんじゃないかなという確信はありましたね。
見せ方としては、迫力よりは2時間の中で「これが次どうなるんだろうか」と想像力を働かせてもらえるような作り方を目指したということの方が近いですね。迫力があるといわれればそうかもしれないけど、例えばこれがテレビドラマとしてやったとしてもああいう感じになったと思います。

―撮影期間中は、キャストとのディスカッションの時間も持てたと伺いました。どんな話をされましたか?

話した内容は正直覚えてないんです(笑)役柄についてだったりとか、シーンの見せ方だったりとか。例えば田口先生だったら愚痴外来ではどういう話し方で、他の場所ではどういう話し方にするかっていうのを、本当にひとつひとつ…こっちがこうしてくださいというよりは、色んな話をする中で目指して行ったという感じです。そういう意味ではクリエイティブな時間だったというか、じっくり進められたなという印象があります。

―しっかり話せたからこそ気付いたことなどはありますか?

「あ、こういう風に思っていたんだ」というのがお互いに一致したのは結構あったんですよね。「バチスタ」シリーズはずっと慣れているスタッフだし慣れているキャストなので、それほど言わなくても何となくお互い分かったような感じで来ていたと思うんですよ。それが、本当に合致していたんだということを確かめられる時間が多かったですね。
たとえば白鳥さんがおじぎをするシーンで、リハーサルで段取りをやって進んでいたんですけど本番になってテストになるとどのタイミングで顔をあげるかっていうところに違和感があって、それを話しに仲村さんのところに行こうとしたら、ちょうど仲村さんも同じ違和感があって話しにいらしたりとか。
お互いの意見だとか思いを結構話せたっていうことが他のところでもあったんです。これ意外と今までスルーしてきたところもあったと思うんですけど、もっと話したらもっと納得がいって違うこともできたんじゃないかなということもちょっとありましたね。

―ところで、バチスタコンビのお二人は監督の眼から見てどういう方々でしょうか?

仲村トオルさんはやっぱり緊張しますよ(笑)。「あぶない刑事」とか色々やられてきたのを昔から見ているし…。ものすごく芝居に対して、作品に対していつも真摯でいらっしゃるので、気が抜けない。でも本当に色んなことを考えているので、監督としては信頼できるというか。逆に信頼しすぎて、「何も言わなすぎるかな?」っていう時もあるんですけど(笑)。でも信頼って言うと生意気なんですけど、「緊張するけども、ずっと一緒にやっていたい人だな」っていう風に思います。
そして伊藤淳史さんは、ほんとにこの田口先生のように人をまとめるというか、引きつけるんですよね。もちろん伊藤さんと話す時も僕は緊張するんですけど、普段は結構面白い方というか笑わせてくれます(笑)。そして、6年間もやっているからかもしれないんですけど、身も心も田口先生になっている感じが役者としてすごいなと。役に対しては本当に真面目ですよね。

―最後に、今後監督としてどういう作品を撮っていきたいですか?

事件や出来事だけじゃなくて、やっぱり「人」というか「人間ドラマ」が撮れればなと思います。しかもそれが10年後20年後でも飽きずに観られるというか、一言でいうとクラシックな世代を超えても観られる作品に巡り合えたら良いなと思いますね。もちろんこの作品もそういう想いで撮っているんですけど。映画ってやっぱりその時幾ら稼いだとかの評価がありますけど、「30年後にこの映画を見た人がどう思うか?」と。そこまで面白い作品でいてくれたら良いなという想いがありますね。

写真

詳細情報

タイトル
『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』
公開日
3月29日(土)
原作
海堂 尊『ケルベロスの肖像』(宝島社刊)
監督
星野和成
出演
伊藤淳史 仲村トオル
桐谷美玲 松坂桃李/西島秀俊/戸次重幸 木下隆行(TKO) 利重 剛
加藤あい 名取裕子 栗山千明 生瀬勝久
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Kiss PRESS編集部

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