思い出の写真とお気に入りのオブジェをおさめた唯一無二の音楽ボックス

Chloe Meineck「Kobe Music Memory Box」展示　神戸市中央区

　デザイン・クリエイティブセンター神戸（KIITO／神戸市中央区）で現在、認知症の人とその家族、介護者のための製品「Music Memory Box」を開発するデザイナー・インベンターのChloe Meineck（クロエ・マイネック）さんの作品展が開催されている。期間は4月24日まで。

　「Music Memory Box」とは、思い出の写真と気に入ったオブジェを音楽とともにおさめた箱で、オブジェを箱の中央に置くと、そのオブジェに関連した思い出の音楽が流れる仕組みになっている。認知症の人々の記憶を効果的に呼び起こすことや、情緒面の健康やコミュニケーション能力を改善することを目的に、1人ひとりに合わせて製作されている。

　クロエさんは、企画展「LIFE IS CREATIVE展 高齢社会における、人生のつくり方。」が2015年に同センターで開催された際に約1か月間神戸に滞在し、神戸の人たちの思い出を集めた「Kobe Music Memory Box」制作のための調査を実施。同展では、帰国後に英国ブリストルで制作を続け完成された作品が公開・展示される。

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