神戸市東灘区では春季例大祭の期間を「東灘だんじりウィーク」とし、期間中には各地区でだんじり巡行が行われます。

東灘区におけるだんじりは、古きは「灘のだんじり祭」として、広く親しまれていたと聞き伝えられている伝統あるお祭りです。だんじりというと、大阪の「岸和田だんじり祭」が有名ですが、街を勢いよく“やりまわす”岸和田だんじりに対し、「東灘だんじり」は祇園祭のように比較的ゆっくりと街を“曵(ひ)きまわす”のが特徴。

東灘区の春の風物詩としても有名なだんじり巡行は地域の交流、伝統文化の継承を目的として開催。中でも「弓弦羽神社のだんじり」、「東明八幡神社のだんじり」、「保久良神社のだんじり」、「本住吉神社のだんじり」の4つは市登録無形民俗文化財に認定されています。

今回開催される『東灘だんじりウィーク』では、総勢32基の豪華絢爛なだんじりが力強い掛け声と共に巡行。旧町村などをベースにした5つの地区（御影･住吉･本山･魚崎･本庄）ごとに祭礼が行われ、無病息災・五穀豊穣などを祈願します。

各地域の巡行予定等の詳細については「東灘だんじり会」のホームページで公開しています。