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ドストエフスキー文学と共に歩んだ一人の女性の数奇な半生を追ったドキュメンタリー
『ドストエフスキーと愛に生きる』
ウクライナ出身の老翻訳家スベトラナ・ガイヤー。ウクライナの激動の歴史と向き合う彼女の半生をたどりながら、文学によって高められる人間の尊厳を静かに描き出すドキュメンタリー『ドストエフスキーと愛に生きる』が、4月12日から25日まで神戸アートビレッジセンターで上映される。
【あらすじ】
80歳を超える翻訳家スヴェトラーナ・ガイヤーの横には、華奢な姿に不似合いな重厚な装丁の本が積まれている。『罪と罰』、『カラマーゾフの兄弟』、『悪霊』、『未成年』、『白痴』、言わずと知れたロシア文学の巨匠・ドストエフスキーの長編作品。それらを“五頭の象”と呼び、生涯をかけてドイツ語に訳をした。
1923年ウクライナ・キエフで生まれ、スターリン政権下で少女時代を過ごし、ナチス占領下でドイツ軍の通訳として激動の時代を生き抜いた彼女は、なぜドストエフスキーを翻訳したのだろうか?高潔なる知性と独自の哲学を持って、ドストエフスキー文学の真の言葉を探す横顔には、戦争の記憶が深い皺となって刻まれている。
一人の女性が歩んだ数奇な半生にひっそりと寄りそう静謐な映像が、文学の力によって高められる人の営みをたおやかに描き出す。
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詳細情報
- タイトル
- 『ドストエフスキーと愛に生きる』
- 上映日時
- 4月12日(土)~18日(金)15:40
4月19日(土)~25日(金)12:10/18:30 - 上映場所
- 神戸アートビレッジセンター
- 監督・脚本
- ヴァディム・イェンドレイコ
- 出演
- スヴェトラ-ナ・ガイヤー、アンナ・ゲッテ、ハンナ・ハーゲン、ユルゲン・クロット
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