町家を利用したフリーマーケットや飲食ブースなど 歴史ある城下町でレトロを楽しむまち歩き

『第八回 城下町洲本レトロなまち歩き』

　約400年前から城下町として栄え、現在も古い建物が建ち並ぶ古風な町並みを残す淡路島・洲本。映画のロケ地として使用されたこともある洲本のレトロ小道を中心として、10月17日と18日の2日間『城下町洲本レトロなまち歩き』が行われる。味わい深い風合いでありながらも今は使われなくなった空き家が増加していることを逆手に取り、空き家や空き地をブースとしてこの期間だけのオリジナルの店舗が出店され、町の各所で様々な催しが開催される。

　出店される店舗は手作り雑貨や作品展示のギャラリー、スイーツなどの飲食店などバラエティ豊か。一般公募により集められたフリーマーケットから、淡路島産の材料にこだわる「シフォンケーキMint」などの現地の人気店まで多くのブースが開設され、町を散策しながら買い物や食べ歩きを楽しむことができる。さらに、物語を歌にした淡路島の伝統芸能「だんじり唄」の公演をはじめとする音楽イベントやショー、ワークショップなどの体験イベントなども開催。17日には鱧の炊き込みご飯とサザエのつぼ焼きが各200食無料で振る舞われ、淡路島の旬の味覚を味わうことができる。レトロな雰囲気が年長者にとってはどこか懐かしく、若者には新鮮でオシャレに感じると評判の洲本の町で、淡路島の歴史や魅力を発信するイベントとなっている。

　また、レトロな雰囲気をさらに高めるため、着物を着用したスタッフとボランティアが参加。来場者にもそれぞれが考える“レトロさ”を表現した装いでの参加を呼びかけている。

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