初代ローマ皇帝・アウグストゥスの美しき胸像　ダーウィンと世界を巡った航海時計など

人類200万年の傑作が集結　『大英博物館展』始まる　神戸市中央区

　“人類の文化遺産の殿堂”として名高い大英博物館収蔵品から選りすぐりの100作品を展示する『大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史』（Kiss FM KOBEなど後援）が9月20日、神戸市立博物館（同市中央区）で始まる。2016年1月11日まで。

　展示される100作品には、ハリウッド映画『ハリー・ポッター』第1作にも登場したことなどから大英博物館でも人気の「ルイス島のチェス駒」や、教科書にも掲載された「ウルのスタンダード（軍旗）」をはじめ、抜群の知名度を誇る名品がある。また、同館の代名詞ともいえる「ロゼッタ・ストーン」は今回のために原寸大のレプリカが特別に制作された。その他、ユリウス・カエサルの後継者として18歳で政治の表舞台に登場し、三頭政治などを経て初代ローマ皇帝となったアウグストゥス（オクタヴィアヌス）の胸像、中世ヨーロッパの人々が現在位置確認や時間の確認などに使用し、現代の“スマートフォン”の様な役割を果たした科学機器「アストロラーベ」、17世紀のアジア市場で人気を集めた有田焼「柿右衛門」をはじめとした“クールジャパン”作品、進化論のダーウィンと世界一周旅行に出かけた航海時計など、名コレクションを通じて先史時代から現在に至る世界文化の歴史を辿ることができる。

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