全国の民謡で夏のひとときを　神戸・メリケンパークで盆踊り大会

『こうべ海の盆踊り2015』　神戸市中央区

　民謡の生演奏に乗せ、大人から子どもまで約3万人の来場者が一体となって踊る関西最大級の盆踊り大会『こうべ海の盆踊り2015』が8月22日、神戸・メリケンパークで行われる。

　1993年に「中央区大盆踊り大会」として始まって以来毎年開催されており、神戸の夏の風物詩になっている。今年は名物の“巨大やぐら”を例年より1段増やして、3段組・高さ約7メートルとした。同大会では、地元のご当地民謡「布引音頭」、「ポートタワー音頭」に加え、神戸市の「みなと音頭」や篠山市の「デカンショ節」から北海道の「ソーラン節」、秋田の「ドンパン節」、福岡の「炭坑節」など幅広く全国の民謡までもが披露される。

　さらに今年は、「阪神・淡路大震災から20年の節目に、復興を手助けしてくれた全国の人々に感謝の気持ちを伝えたい」と、例年は演奏されていなかった「東京音頭」や「津軽甚句」をはじめとする10演目が特別企画「全国盆踊りメドレー」として実施される。地元の婦人会による手本を参考に来場者も気軽に入って踊ることができるため、やぐらの周りには大きな踊りの輪が広がっていくという。

　会場内にはグルメブースを中心に様々な出店が並ぶ屋台コーナー、地元の大学生が企画・運営を担当する交流ブースも設けられ、各屋台で買い物をすると押されるスタンプを3つ集めて参加する「大抽選会」もある。また開演前には、チアダンスや中国獅子舞、和太鼓などの多彩なパフォーマンスが繰り広げられるプレイベントも予定されており、潮風を受けながら賑やかな夏のひとときを過ごすことができる。

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