オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の楽曲演奏がオルゴールミュージアムのクリスマスを彩る　神戸市灘区

　19世紀後半から20世紀初頭にかけてヨーロッパやアメリカで親しまれていた自動演奏楽器を中心に集めた博物館・六甲オルゴールミュージアム（神戸市灘区）では、「オルゴールミュージアムのクリスマス"ヘンゼルとグレーテル"とお菓子の家」が11月25日から開催されている。期間は、12月25日まで。
　ドイツのあたたかなクリスマスをイメージした館内で自動演奏楽器によるコンサートを実施。毎時0分から行われるレギュラーコンサートでは“音の風景”をテーマに「きよしこの夜」や「サンタが街にやってきた」をはじめとするお馴染みのクリスマスソングや讃美歌もオルゴールなどで奏でられる。毎時30分から演奏される特集コンサートでは、オペラ『ヘンゼルとグレーテル』から「なんて素敵な匂いがするんでしょう」や「私と踊りましょう」などが、華やかな手回しオルガンやアンティーク･オルゴールなどで披露される。
　その他、ドイツなどでクリスマスに『ヘンゼルとグレーテル』の物語に出てくるようなお菓子の家を飾る伝統があることから、「お菓子の家 Hexenhaus（ヘクセンハウス）」も展示する。兵庫県洋菓子協会が主催する、第55回クリスマスケーキコンテストの「ヘクセンハウス部門」で今年度入賞作品の5点が並べられる。
　また、12月13日から12月23日までの土日祝と12月24日には「オルゴール･クリスマス･ナイトコンサート」も行われ、併設のシュトラウス･カフェ特製のディナーと共に、クリスマスにぴったりな楽曲をアンティーク･オルゴールの音色で楽しめる（要予約）。特別ゲストにハンドベル・グループを招き、息の合った演奏も聴くことができる。
　この時期クリスマスムード一色の六甲オルゴールミュージアムでは、美しい音色に包まれた贅沢な時間が堪能できる。

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