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露店数大幅減少で“地域のおまつり”に
姫路ゆかたまつり
姫路の初夏の風物詩として例年15万人の来場者でにぎわう「姫路ゆかたまつり」が、今年は露店の規模を大幅に縮小し“地域の祭り”としての姿に装いを変えて行われる。
「姫路ゆかたまつり」は、同市立町に鎮座する長壁(おさかべ)神社6月の神事から始まったと言われている。神事は、1724年に姫路城城主・榊原政岑公が越後高田へ移封の際に、それまで武士しか参拝できなかった城内の長壁神社を、長源寺の境内へと遷した際に遷座祭を開催したことが起源。その時、あまりにも事が急だったため式服を作る暇もなかった人々に、政岑公がゆかたを着てこのまつりに奉仕することを認めたことから、毎年の参拝者もゆかたを着るようになり、やがて「ゆかたまつり」と呼ばれるようになったとされる。
戦後、地元呉服商などによって行われるようになった「ゆかたまつり」は、いつしか地元の小さな祭りから西日本最大級とされる約700の露店が並ぶ大規模なイベントとして注目を集めてきた。しかし昨年、露店の運営を行ってきた組合が、暴力団への利益供給が発覚し、解散。大規模な露店の取りまとめや安全管理の難しさから規模を縮小し、「地域の祭り」であった本来の姿に近づけたイベントとして開催されることとなった。
姫路市の担当者は「開催エリアを長壁神社と城南公園周辺のみに縮小し、公募した露店の出店も70程度と、これまでとは異なる“ゆかたまつり”になる」と話している。
詳細情報
- タイトル
- ゆかたまつり
- 期間
- 6月22日(日)~24日(火)
- 開催時間
- 16:30~21:30
- 開催場所
- 長壁神社・城南公園周辺
- アクセス
- JR・山陽電鉄姫路駅より徒歩約10分
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