神戸の歴史を彩る祭典「第44回 神戸まつり」開催

　盛大なパレードと国際色溢れるステージやマーケットで神戸の街を彩る「神戸まつり」が５月17日(土) 18日(日)に行われる（17日は各区のまつり）。今年は「緑と海そして愛」をメインテーマに、「おまつりパレード」やパフォーマンス、ステージ行事などが開催される。

　昭和46年に誕生した神戸まつりは、市民参加型のまつりとして多くの人に知られているが、そのルーツは2つある。ひとつは昭和8年に始まった「みなとの祭」で、当時の経済不況を払拭するため海外のフェスティバルを参考に「国際大行進」や「花電車」などが行われた。もうひとつは昭和42年の神戸開港100年祭の一環として開かれ、歌・踊り・仮装のパレードなどが繰り広げられた「神戸カーニバル」だ。「みなとの祭」の前夜祭として行われたこのイベントは三宮東遊園地を中心に開催され、以後も継続されている。そしてこの２つのイベントを発展的に解消して神戸まつりが誕生、初回でも70団体が参加しパレードや若者によるサンバなどで盛り上がった。

　主催の神戸市民祭協会は「今後も“市民参加のまつり”の原点に立ちながら、できるだけ多くの人が神戸に来て、楽しんでもらえるような、魅力溢れるまつりにしていきたい」と、参加を呼びかけている。

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